海外メーカー製造のラブグラの薬局での取り扱い

ラブグラは、インドの製薬メーカーが製造している内服薬で、sildenafilという成分を配合しています。これは、20世紀の終盤に登場して世界中で爆発的な大ヒットを記録したバイアグラと同じ成分ですが、女性を対象としているということが最大の特徴です。このために、男性性器と女性性器との構造の違いにより、作用機序は同じであるにも関わらず発揮される効果は異なっています。

ちなみに、sildenafilの作用機序は還元酵素のPDE-5の活性を阻害するというものです。元々は狭心症の治療薬として開発された成分であり、血圧を下げることを目的としています。バイアグラとして男性が使用する場合は、海綿体周辺の血流量が増加して勃起が可能な状態となります。

これに対してラブグラとして女性が服用した場合は、clitorisの血行が良化します。これにより、感度が良好になるという方向に作用するので、不感症の改善に効果を発揮します。つまり、バイアグラが単に勃起不全を解消する治療薬なのに対して、ラブグラは媚薬の様に作用するということです。これは、Lovegraという商品名も示しています。

ただし、この様な作用によりラブグラは快楽目的の医薬品という認識となり、現在でも厚生労働省からは承認されていません。このために、国内の医療機関や薬局では取り扱われておらず、入手するためには海外メーカーから直接購入するか、もしくは個人輸入代行業者を利用するという方法となります。これは、アメリカで販売が開始されてから半年程度で承認されたバイアグラとの大きな違いとなっています。sildenafilという同じ成分を配合しているにも関わらず、目的の違いが取扱の違いへとつながっています。